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午後に見た雲。夜には雨が降るかもと言っていたからこれから雨雲が広がるのか、いやまだ晴れているぞ、なのか。地味な色合いだけれど三色の段に分かれた雲。数分後には混ざり合ったようで境はぼやけてしまっていました。

軒先テントの枠がなくなりました。この枠は元々付いていたものです――テント地はないままに。テントを付けたかったら付けてもいいですよとオーナーからは言われておりました。強い日差しや吹き降りの雨を避けるためには付けた方がいいかも、付けるなら自分でも付けられるのではとネットで付け方を調べたり材料を探したりしていました。しかし思案するばかりで時間が経っていました。そこへ舞い込んだのが千代田区役所からの書類。「屋外広告物等実態調査の結果お知らせ」というものです。看板や日よけを設置する場合には道路占用の許可を申請しなければいけない(道路法)がそれがなされていない、しかしそれより何より先に法令等により定められている基準に適合していない部分があるというのです。すなわち日よけの高さは路上から2.5メートル以上でなければいけないのだそうですが、枠の下部は高さが2.05メートルだったのです。このままでは仮に許可申請をしても認められないわけです。そこでオーナーに連絡、相談の結果、撤去することになりました。オーナーの方で手配してくださって工事は立ち会いもせずに済みました。ずいぶんとすっきりしました。雨風にはだいぶんむき出しになってしまうかもしれませんが――。早々にテントを張らずにぐずぐずしていてむしろ良かったのかなとも思っています。

真夏の空、真夏の雲、真夏の光!!!

真夏を象徴するミンミンゼミの典型的な鳴き声も聞きました。「ミーンミンミンミンミンミー…」

正面の雲、「エルマーとりゅう」のりゅうみたい。

先週梅雨明けしたと思ったら早々に暑くなりましたね。突然、夏の真っただ中に放り込まれた気分です。自粛続きで方々へでかけることもない変わりばえのしない毎日を送っていると、季節の変化に容易に追いつけません。せめて凛としたキキョウの姿で涼を感じていただけたらと思います。

久しぶりに「日本の古本屋」にまとめて登録しました。ご覧いただいてご注文いただけたらありがたく存じます。   

今日、関東甲信地方と東北地方が梅雨明けしたとみられると発表されました。

生き生きとした蛙たちをみつけました。「熊谷守一書展」(1968年)の図録の中にいました。書展なのでずっと文字ばかりのページが続いた後に突如現れた蛙たち。嬉々として今にも跳ねそうです。題は「喜雨」。喜雨は夏の季語で日照り続きのあとに降る恵みの雨を言うようですが、この蛙たちは時期関係なく雨そのものを喜んでいるように見えます。最近の雨は土砂崩れや洪水といった被害をもたらす激しい降りかたをします。慈雨という言葉もありますが、この蛙たちのように喜ぶことのできる、恵みと感じられる雨であればよいのですが……。   

よそのお宅の玄関先に植えられている木に白い花が咲きました。煙ったように咲いています。スモークツリーというのがありますから、それかと思って調べてみると葉っぱが違います。スモークツリーの葉は丸みを帯びているのにこの木の葉は細く尖ったような形です。さらに調べてみてブラシノキではないかと見当をつけました。英語でbottle brush というくらい、ネットの画像で見る花はビンを洗うブラシの形にそっくりです。ブラシノキは赤い花が多いようですが、それの白い花でシロバナブラシノキ。厳密に言って正しいのかどうかわかりませんが、たぶん、ということで――。遠目にはこんな感じです。

1日から店を開けていますが、お客様をお迎えして直接お話しできるのはやはりいいものだと感じています。

今日6月1日から店舗の営業を再開しました。

もう紫陽花の盛りです。人間の世界は息をひそめて日々をやり過ごすしかないような生活なのに、植物は季節通りにたゆまず進んでいっているのですね。

緑の美しい季節です。しかし、東京都には3回目の緊急事態宣言が出ています。

当店も5月11日まで店舗を閉めることにいたしました。日頃から三密の虞など全くない当店ですが、通勤の往復がありますので、人出を減らすことに協力する意味もありお休みすることにいたしました。

なお、「日本の古本屋」でのご注文、メールでのお問い合わせにはお応えいたしますので、どうぞお寄せください。在庫確認にはお時間を頂戴するかと思いますので、その点ご了承ください。

どうぞ皆さまお元気にお過ごしください。

蘇芳が花盛りを迎え、艶のある若葉も出てきました。(下の方の尖っているのはレンギョウの葉です。)

先日、蘇芳―スオウ―と書いてしまいましたが、正しくはハナズオウです。中国原産のマメ科ジャケツイバラ亜科の落葉低木。蘇芳花(スオウバナ)とも呼ばれるそうです。

スオウは同科同亜科ではあるもののそれほど近いものではないようです。マメ科ジャケツイバラ亜科の小高木。インド、マレー諸島原産。心材や莢からは赤色の染料ブラジリンが取れ、その色は蘇芳色と呼ばれます。飛鳥時代から輸入され、貴重な染料として貴族の衣服などに使用されました。漢方薬としても用いられます。

ハナズオウは春に咲く花を観賞するために植えられる花木で、染料は採らないのです。花の色が蘇芳で染めた色に似ているため名付けられたようです。

毎年恒例のようにしているお花見散歩をしなかったのはこのところの日曜日が雨降りだったからばかりではなく、最近読んだ水上勉の『櫻守』のせいもあるかもしれません。

主人公の庭師は桜を愛し、守り育てることに情熱を傾けるのですが、それを導くのは日本で一、二といわれる在野の桜研究家です。その人はソメイヨシノについて「これは日本の桜でも、いちばん堕落した品種で、こんな花は、昔の人はみなかった」「本当の日本の桜というものは、花だけのものではなくて、朱のさした淡(うす)(うす)緑の葉と共に咲く山桜、里桜が最高だった。」と言います。よい桜を求めて日本各地へでかけ接穂をもらい、自分の桜山で接木をして育てている人です。ソメイヨシノは育ちも早く、植え付けも簡単、値段も安く、病虫害にも強く、普及したのだが、「あれは、花ばっかりで気品に欠けますわ。」

もちろんお花見はソメイヨシノに限ったことではありませんが、よく行っていた場所はソメイヨシノが主だったので、あえて今年はでかけなかったというわけです。桜は種類も多く、時期にも幅があるのでこれからもゆっくり探して楽しみたいと思います。